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2014年6月 2日

済生会が復興支援で岩手県陸前高田市に診療所

 済生会は、東日本大震災被災地復興支援策の一環として、岩手県陸前高田市今泉地区で診療所(無床)を平成27(2015)年度に開設することになりました。5月21日に岩手県済生会支部理事会で、5月29日に法人理事会で承認されたもので、本会の地域包括ケアモデル事業と位置付けて、将来は老人福祉事業も併せて実施する計画です。

 用地は今泉地区の私有地 約9,200平方メートル。現状は農地が主で、建物は3~4メートルかさ上げして建設します。ここを拠点に2期に分けて次の事業を順次、実施していく計画です。

【第1期】 (1) 在宅療養支援診療所(無床)
(2) 居宅介護支援事業所
(3) 訪問看護ステーション
【第2期】 (4) 地域密着型小規模特別養護老人ホーム
(5) 小規模多機能型居宅介護
(6) 通所介護
(7) 地域交流の場の設置

 平成27年4月に着工し、まず同年度内に一般診療所をオープンします。当面は医師2人・看護師3人態勢で昼間の診療業務を行い、(1)については施設基準の届出が受理されてから運営。続いて(2)を整備し、看護師が確保できれば(3)の事業も併せて実施する計画で、第1期は概ね3年程度を見込んでいます。その他の事業は県、市の介護保険事業計画等を踏まえて、可能なものから実施していきます。

 大震災では同市も大きな被害を受け、被災後は市内11カ所あった医療機関のうち4カ所が閉鎖され、内科を診療科目としている病院・診療所は現在7カ所となっています。復興計画では防波堤や水門の設置、宅地のかさ上げなどが進められますが、本会の現地での聞き取り調査では、医療・福祉面での資源不足からこうした復興策が完成するまでに住民の安心・安全が脅かされ、住民が出て行ってしまうのではないかと危惧する声も聞かれました。このため、早急に医療機関を設置して住民に少しでも安心感をもってもらいたい、と実施に踏み切りました。

 事業主体は岩手県済生会ですが、医師・看護師等の人材確保を中心に、必要に応じて本会全体で支援を行っていくことにしています。

本部事務局企画課:福谷 久典

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