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2014年1月27日

ノロウイルスが流行 嘔吐・下痢の後始末に注意

 毎年、冬になると増える感染性胃腸炎。その多くは、ノロウイルスへの感染が原因だと言われています。中津病院臨床教育部長・感染管理室室長の安井良則(やすい・よしのり)先生に、その対策を伺いました。

 ノロウイルスは、感染すると1日数回~10回以上もの激しい嘔吐・下痢を起こすウイルスです。特効薬はなく、かかったら水分を摂り、1~2日間は安静にして症状が治まるのを待つしかありません。
 他の病気などの原因がなければ、重症になって入院が必要になることは少ないのですが、小さな子どもや高齢者は重症化しやすいため注意が必要です。

 安井先生によると、今シーズンは、昨シーズンほど大きな流行とはなっていませんが、まだまだ流行は続くとのこと。「感染力がきわめて強いウイルスなので、完全に予防するのは難しいですが、流水・石けんで手洗いをしっかりとすることが大切です。また、もし家族がかかってしまったら、タオルを別々にする、トイレの消毒をしっかりと行うなどの対策が重要になります」と警告しています。

 患者さんの吐いた物や下痢便などで汚れた衣類・床・カーペットなどや、ウイルスの付いた手で触ったドアノブや家具、調理した食品などには、ウイルスが付着し、何日も感染性を保ったままになることがあります。このウイルスが他の人の口に入ることで、感染が広がっていくのです。
 ノロウイルスは非常に感染力が強いので、例えば床に吐いた物が付着した場合、水拭きや洗剤で洗浄しただけでは、乾燥後に残っているウイルスの粉が舞い上がってしまい、数日間にわたってその場所に近づいた人に感染させてしまうことがあります。

 「ノロウイルスは、洗剤を使って環境を洗浄しても大量に残ったままとなりますし、アルコールを使った消毒はあまり効果的ではありません。床や家具などは、塩素系消毒液(家庭用漂白剤を50~200倍程度に薄めたもの)で拭き取りましょう。カーペットなどは、85℃以上のアイロンをあてます。吐いた物がついた衣類などは、洗濯機に入れる前に煮沸消毒をすることも1つの方法です」と、安井先生はアドバイスしています。

 また、これらの感染症について、中津病院のホームページでも詳しく説明されています。
 http://www.nakatsu.saiseikai.or.jp/about/infection/top/

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