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扁平足(へんぺいそく)

Flatfoot

解説:高山かおる (埼玉県済生会川口総合病院 皮膚科主任部長)

扁平足はこんな病気

扁平足とは、かかとから親指のつけ根を結び、土踏まずを形成している内側の縦アーチが崩れ、足裏が平らになった状態です。激しい運動をする人は痛むこともありますが、病気と呼ぶほどのトラブルはありません。

アーチの崩れ

土踏まずは成長するにつれて形成されてくるため、乳幼児のころは誰でも扁平足です。大人になってからの扁平足は、運動不足や加齢による筋力の低下、腱のゆるみ、肥満による負荷の増大などの原因が考えられます。かかとの骨が内側に傾いているので足にうまく体重をかけることができず、体がゆらゆらして、片足立ちをしにくいのが特徴です。

扁平足の治療法

扁平足の状態が続くと、足首や膝、腰に負担がかかりやすくなり、腰痛や膝痛の原因になります。扁平足が疑われたら、整形外科などの専門家を受診してください。

早期発見のポイント

土踏まずを形成している内側の縦アーチが崩れ、足裏が平らになってしまう状態が扁平足です。しかし、アスリートの中には、足の筋肉が鍛えられて厚くなることで、扁平足に見えることがあります。また、太り気味の人も足裏が肉厚で足裏が平らになって、同様に見えることがあります。これらは縦アーチが崩れているわけではないのですが、見た目だけでは診断がつかないことがあります。

予防の基礎知識

運動不足や加齢による筋力の低下が原因の場合は、足の筋力を鍛える「ゆるゆる屈伸」というエクササイズが有効です。下図の①~③をリズミカルに2~3分間繰り返します。1日に1回を目安に行ってください。

ゆるゆる屈伸

エクササイズをするときは、つま先と膝は同じ方向に向けて立ち、肩の力を抜いて足の筋肉をゆるめてください。足を曲げるとき、膝がつま先より前に出ないように注意しましょう。
肥満の人は、体重を適正体重に落とすよう心がけてください。

高山かおる

解説:高山かおる
埼玉県済生会川口総合病院
皮膚科主任部長

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