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内反小趾(ないはんしょうし)

Bunionette

解説:高山かおる (埼玉県済生会川口総合病院 皮膚科主任部長)

内反小趾はこんな病気

内反小趾とは、一言でいえば足の小趾(足の小指)が外側に曲がる病気です。小指の曲がった部分が靴にあたるため炎症を起こしたり、タコやウオノメができて痛むこともあります。

原因としてあげられるのは、不適切な靴の着用と歩き方の悪いくせです。例えば、ゆるい靴を好む人、高いヒールの靴をはく人、内股、ガニ股、O脚の人に多く見られます。小指は靴に長くおしこめられると、小さい骨なのですぐに変形してしまいます。これは崩れたバランスを取ろうとして歩く時の重心のかけ方が悪くなることで、内側に倒れてくる状態になってしまうからです。

内反小趾の治療法

軽度から中等度までの人の治療法については、予防方法とほとんど重複していますので、このあとの「早期発見のポイント」にて説明します。重度の人は、ひも靴を適切に結んで足が靴の中で動かなくすることと、横アーチをサポートするための中敷きを使うこと、その上で指先は当たらないようにしましょう。または、靴の中敷きや靴のつま先がゆったりしているコンフォートシューズを導入して、足に負荷がかからないようにしましょう。

早期発見のポイント

小趾が「く」の字になっていないか確認してみてください。もし、曲がった角度が気になるようなら、紙の上に立って、小指の出っぱりの部分に定規を当てて下の図のように2本の線を引き、その角度を測ってください。10度以上なら内反小趾です。

予防の基礎知識

内反小趾を予防する方法としては、①足の指の筋力強化②足の向きの矯正があげられます。

①の方法として、下の図のような「足指ストレッチ」があります。狭い靴の中に長時間押し込められて、指先の筋肉や腱が固く緊張してしまった足の指をもんで足の緊張をとり、リラックスさせましょう。

足指ストレッチ

②は膝の筋肉をゆるめて、屈伸をすることで足の向きを正す「ゆるゆる屈伸」というエクササイズが効果的です。

ゆるゆる屈伸

1~3をリズミカルにくり返すことを1日に1回、2~3分行います。このエクササイズを行うことで、内反小趾の発症につながるO脚を矯正し、正しいバランスのとり方を身につけます。

高山かおる

解説:高山かおる
埼玉県済生会川口総合病院
皮膚科主任部長

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