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鶴見 辰吾 さん

鶴見 辰吾 さん
1964年、東京都生まれ。1977年、子役としてデビュー。映画『翔んだカップル』やドラマ『3年B組金八先生』など話題作に次々と出演。近年の主な出演作に『梅ちゃん先生』『ストロベリーナイト』『舟を編む』ほか。ロードバイク好きとしても知られ、2代目「自転車名人」に選出。最近は舞台での活躍も目立つ。

問題児の「兄」が帰ってきた!辛口の人生を味わえる舞台

 人情味のある役から悪役まで、鶴見辰吾さんが取り組んできた役の幅広さは驚くばかり。8月からの舞台『兄帰る』では、借金を作って雲隠れしていた厄介者の兄を演じる。

「人間、パーフェクトな生き方をしている人なんていません。みんな口にしないだけで、どこの家庭にも問題のある兄弟や親戚の一人ぐらいいるものです。本当に迷惑な存在なんだけど、やはり家族だから向き合わないといけない。当事者にとっては大変な修羅場です。ところが、一歩引いてその渦中を見つめてみると、不思議とユーモアに満ちている。そこでクスッと笑って、"自分もがんばるしかないか!"と思ってもらえたら、この芝居は成功だと思います。
 また、その日の舞台はそのときのお客様のためだけに演じるもの。僕ら俳優は新鮮な食材と同じです。演出家によってそれがどう調理されて出てくるのか、おいしい料理を食べに行く感覚で味わいにきていただけたらうれしいですね」

 長い舞台を支える基礎体力づくりに役立っているのは、趣味のロードバイク。天気のいい日は劇場まで自転車で行くこともあるそう。
「始めてもうすぐ10年ですが、海外のロードバイクレースに出場するなど、自転車の魅力にすっかりハマっています。しっかり運動していると代謝もよくなって、好きなものも我慢せずにおいしく食べられる。それがすごく幸せです」

舞台『兄帰る』

共演する草刈民代さんと

10年以上も行方不明だった問題児の兄をめぐって数々の選択を迫られ、とまどう家族、親戚の姿をユーモラスに描いた戯曲で主演を務める。8月3日から東京芸術劇場シアターウエストほかで上演。

文:宮嶋尚美 写真:関幸貴 (2013年7月号)

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