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門脇 麦 さん

門脇 麦 さん
1992年生まれ、東京都出身。2011年、ドラマで女優デビュー。14年に主演した映画『愛の渦』で注目を浴び、『闇金ウシジマくん Part2』と合わせて多くの映画賞の最優秀新人賞を獲得。NHK連続テレビ小説『まれ』をはじめ、映画、ドラマ、舞台で活躍する。公開待機作品は映画『オオカミ少女と黒王子』、『二重生活』(単独初主演)、連続ドラマ『火花』(Netflix)、『お迎えデス。』(NTV)など。

やりたいことを素直に楽しまないと、もったいない。一度きりの人生ですから。

一見、小鹿のようにはかなげな眼差しの奥に灯る芯の強さ。
話題の新作映画『太陽』に主演するなど、いま最も注目される若手女優のひとりとして活躍する門脇さん。その演技のこだわりとは?
彼女の素顔と魅力に迫ります。

 女優を志したのは、「メッチャクチャ負けず嫌いの性格」のせいという。
 夢はバレリーナだった。幼少から打ち込むも挫折を経験。ギターで自作の歌を弾き語って過ごしていた高校時代、海外のバレエ団で活躍する友人の姿を見て、闘志に火がついた。
「私も表に出ようと。張り合いたくて(笑)」

 デビューから5年、若手のなかでも群を抜く演技力が注目され、主演作が続く。圧倒的な存在感を放つ演技の秘密を聞くと、「女優って、恥ずかしいから」と、意外な答えが返ってきた。
「演じてて恥ずかしくてたまらないんです。だからこそ、"演技"ではなく内面から自然と湧き出る状態になるまで、いろいろ考えて役に取り組んでいく。特に私は気持ちが顔に出るから、ウソの演技するとすぐバレちゃう」

 主演SF映画『太陽』では、閉塞の地で運命に翻弄されながらも必死に生きる少女役。3週間、秩父の山間のロケ地からあえて離れずに没頭した。
「役に説得力を持たせられるか、撮影中は日々不安ですごく苦しかったですね。でも、その不安をあえて解消せずに臨みました」
 かつてない重圧のなか、心の底を揺さぶるように鮮烈に演じ切った。

 休日はアクティブ。両親と登山したり、走ったり。おいしい物にも目がない。おいしいカレー店に行くためなら「1時間でも平気で歩ける」と、こともなげに笑う。
 この春は両親のもとを巣立ち、初めての一人暮らしが待っている。
「仕事に対してもいろいろ欲が出てきて。やりたいことを素直に楽しまなきゃ損だなって思えてきたんです。一度きりの人生だから」
 やがて訪れる新生活の期待と予感。爽やかな風のなか、23歳はいまから胸を躍らせている。 

文文:浜口恵美子 写真:吉川信之 (2016年4月号)
ヘアメイク:NAOKI ISHIKAWA
スタイリスト:HIGAKI KENTARO(little friends)

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『太陽』

『花嫁』

舞台は21世紀初頭。ウィルスによって生き残った人類はふたつに分かれた。太陽光に弱く夜にしか生きられない新人類「ノクス」と、太陽の下で貧しく生きる旧人類の「キュリオ」。分断された世界で、愛する人と引き裂かれた人たちは未来のためにどんな決断を下すのか。劇団イキウメの傑作舞台を映画化したSF、青春ドラマ、ラブストーリーであり、究極の家族愛の物語。

2016年4月23日(土)角川シネマ新宿ほか全国ロードショー
監督:入江悠
原作:前川知大『太陽』
脚本:入江悠、前川知大
出演:神木隆之介、門脇麦(W主演) ほか 


門脇 麦 さん

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