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渡辺 いっけい さん

渡辺 いっけい さん
1962年、愛知県生まれ。学生劇団だった劇団☆新感線で活動後、劇団状況劇場に参加。退団後も数多くの公演に出演し、テレビドラマや映画など、さまざまな作品で存在感を示している。近年の主な作品は、ドラマ『私の嫌いな探偵』『TEAM』『ドクターX』『ラスト・ドクター』、映画『ストロベリーナイト』『ゴッドタンキス我慢選手権THE MOVIE』、舞台『ハルナガニ』『鉈切り丸』ほか。

サッカー観戦のためなら、苦手な飛行機だって乗ります。

 「僕はいろんなものに出て、役を器用に切り替えられる人って思われがちなんですけど、実は役に引きずられるタイプ。たとえば、リーダー的な役柄のときは、撮影が終わると『みんなでご飯に行こう』って、自分でお店を予約したり。普段なら絶対そんなことしないのに(笑)」
 もともとは漫画家志望。中学生の頃は本気でプロを目指していたという。俳優名は当時のペンネームだ。「漫画のフレームや構図を考えるように、今もドラマの現場で、被写体としての自分がどこにいたら絵的にバランスがいいか、つねに探してますね。特に後ろのほうで映るときは、カメラマンがびっくりするような場所にポッといるのが好きなんです(笑)」
 茶目っ気たっぷりな渡辺さんが次に演じるのは漫才師。喜劇女優ナンバーワンといわれる藤山直美さんの相手役だ。「どう演じたら主人公の魅力を最大限に引き出せるか。僕にとっては関西弁も課題。でも、そこは稽古で苦しんで、役者として爪痕(つめあと)を残すつもりでがんばります」。
 そんな渡辺さんの趣味はサッカー観戦。夫婦で地方まで観戦に出かけることもあり、日韓ワールドカップのときは、「仕事では極力乗らない飛行機に乗って、1週間に3回も九州へ通った」とか。さらには愛猫をひざにのせ、一緒にネコ番組を見るのが楽しみの一つとも。
 「先日、風邪を引いて初めて行ってみた病院で、家族みたいな温かさで看護師さんに接してもらったんです。それだけで元気が出ました。僕も、みなさんの元気の源になれるような作品に参加している役者であり続けたいですね」

文:宮嶋尚美 写真:吉川信之(2015年5月号)
衣装協力:J.FERRY

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『おもろい女』

『おもろい女』

森光子と藤山寛美がテレビドラマで演じてから半世紀。森光子主演で463回も上演された伝説の舞台が、藤山直美と渡辺いっけいのコンビで復活した。昭和初期に大活躍した実在の天才漫才師、ミス・ワカナが15歳で相手方・玉松一郎と出会い、結婚、別離を経ながら、漫才で人気の頂点を極め、若くして命を落とすまでの波瀾の生涯をドラマティックに描く。
作:小野田勇/潤色・演出:田村孝裕/製作:東宝
出演:藤山直美、渡辺いっけい、山本陽子 ほか

5月29日(金)~6月2日(火)シアター1010(センジュ)
6月5日(金)~6月30日(火)シアタークリエ
問い合わせ先
東宝テレザーブ 03-3201-7777


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